僕らの料理セッション ~最終話~
黒羽シェフとのメニューの打ち合わせは楽しく、
アイディアはふくらみ、僕は張り切っていました。
黒羽シェフも張り切っているようでした。
27日が近づくにつれ、
ワクワク感はどんどん高まり、
黒羽シェフと一緒に力をあわせて作ったメニューを、
お互いが、お互いの役割を果たすべく、料理の精度を上げることに、
最後の数日をついやしました。
さて、いよいよ当日がやってきました。
準備は万全。
いつもより、3時間も前にお店に向かいました。
黒羽シェフは、厨房スタッフ2名、サービススタッフ2名を引き連れて、
エルブランシュに到着しました。
全部で5人。
エルブランシュのスタッフ(4人)より多いのにびっくりしました。
「すいません、小川さん。どうしても勉強したいって言うのでつれてきちゃいました。」
みんな、休みを返上して勉強に来たのです。
目はぎらぎらとしていて、絶対何か得て帰ろうと、必死さが伝わってきます。
黒羽シェフはいいスタッフを持っています。
でも、こちらも負けてはいられません。
この日を成功させるために、みんな一生懸命準備をしてきました。
さて、オープンの時間がきました。
お客さんが続々来店してきます。
最初に僕と黒羽シェフでテーブルを周り、挨拶をしました。
挨拶を終え、厨房に戻ると、いよいよ料理スタートです。
慣れない厨房なのに、黒羽シェフの指示で、テキパキと動くスタッフ。
僕も、黒羽シェフも集中しました。
周りが見えなくなるほどに。
黒羽シェフは料理を出すたびに、客室を覗き込んで、様子を伺っていました。
お客様が満足しているかどうか、自分の目で確かめたかったのでしょう。
同じ厨房で、僕と黒羽シェフが、競いながら調和し、
今日はじめて会ったスタッフ全員が一つになる瞬間、
この瞬間をともにしているお客様全員の満足感が最高潮になったのを感じました。
全ての料理を出し終えました。
僕らは全力でこの食事会を成功させました。
黒羽シェフと最後にテーブルを周ると、
みなさんからありがたいお言葉をたくさんもらいました。
「やってよかった。」
僕と黒羽シェフはそうつぶやいて、顔を見合わせました。
黒羽シェフのこのときの笑顔は忘れられません。
お客様が全員帰られた後、
今日、この記念すべき日を成功させたスタッフみんなで、
シャンパンで乾杯しました。
みんな、達成感に満ちていました。
こうして、一夜限りの
「僕らの料理セッション」
は終わりました。
翌日、黒羽シェフからメールが届きました。
+++++++++
昨日はお疲れさまでした。
楽しかったですね。なんかまたできたらいいな
なんてみんなで言っていました。
スタッフもいい経験になったようです。
ありがとうございました。
本当、お互い頑張りましょう。
皆さんに宜しくお伝え下さい。
黒羽
++++++++++
黒羽シェフ、
きっといつかまた...
最後に、このコラボレーション食事会「僕らの料理セッション」に
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
この素晴らしい時間をみなさまとともに過ごせたことを、
僕はすごく幸せに思っています。
おわり
小川智寛

アイディアはふくらみ、僕は張り切っていました。
黒羽シェフも張り切っているようでした。
27日が近づくにつれ、
ワクワク感はどんどん高まり、
黒羽シェフと一緒に力をあわせて作ったメニューを、
お互いが、お互いの役割を果たすべく、料理の精度を上げることに、
最後の数日をついやしました。
さて、いよいよ当日がやってきました。
準備は万全。
いつもより、3時間も前にお店に向かいました。
黒羽シェフは、厨房スタッフ2名、サービススタッフ2名を引き連れて、
エルブランシュに到着しました。
全部で5人。
エルブランシュのスタッフ(4人)より多いのにびっくりしました。
「すいません、小川さん。どうしても勉強したいって言うのでつれてきちゃいました。」
みんな、休みを返上して勉強に来たのです。
目はぎらぎらとしていて、絶対何か得て帰ろうと、必死さが伝わってきます。
黒羽シェフはいいスタッフを持っています。
でも、こちらも負けてはいられません。
この日を成功させるために、みんな一生懸命準備をしてきました。
さて、オープンの時間がきました。
お客さんが続々来店してきます。
最初に僕と黒羽シェフでテーブルを周り、挨拶をしました。
挨拶を終え、厨房に戻ると、いよいよ料理スタートです。
慣れない厨房なのに、黒羽シェフの指示で、テキパキと動くスタッフ。
僕も、黒羽シェフも集中しました。
周りが見えなくなるほどに。
黒羽シェフは料理を出すたびに、客室を覗き込んで、様子を伺っていました。
お客様が満足しているかどうか、自分の目で確かめたかったのでしょう。
同じ厨房で、僕と黒羽シェフが、競いながら調和し、
今日はじめて会ったスタッフ全員が一つになる瞬間、
この瞬間をともにしているお客様全員の満足感が最高潮になったのを感じました。
全ての料理を出し終えました。
僕らは全力でこの食事会を成功させました。
黒羽シェフと最後にテーブルを周ると、
みなさんからありがたいお言葉をたくさんもらいました。
「やってよかった。」
僕と黒羽シェフはそうつぶやいて、顔を見合わせました。
黒羽シェフのこのときの笑顔は忘れられません。
お客様が全員帰られた後、
今日、この記念すべき日を成功させたスタッフみんなで、
シャンパンで乾杯しました。
みんな、達成感に満ちていました。
こうして、一夜限りの
「僕らの料理セッション」
は終わりました。
翌日、黒羽シェフからメールが届きました。
+++++++++
昨日はお疲れさまでした。
楽しかったですね。なんかまたできたらいいな
なんてみんなで言っていました。
スタッフもいい経験になったようです。
ありがとうございました。
本当、お互い頑張りましょう。
皆さんに宜しくお伝え下さい。
黒羽
++++++++++
黒羽シェフ、
きっといつかまた...
最後に、このコラボレーション食事会「僕らの料理セッション」に
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
この素晴らしい時間をみなさまとともに過ごせたことを、
僕はすごく幸せに思っています。
おわり
小川智寛

by le-tomo
| 2008-03-04 04:16
| 僕らの料理セッション


