料理人の休日

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クレマチスの丘という芸術的な丘にあるレストランで。

静岡県の三島市にクレマチスの丘という4つの美術館をもつ、芸術の丘があります。
この丘にある4つの美術館のうち、もっとも大きいのがヴァンジ彫刻庭園美術館です。
イタリアの現代美術の代表的存在、ジュリアーノ・ヴァンジは人をテーマに、
人間の本質や奥行きを、彫刻によって表現し、
「アトリエで仕事をしているときが一番幸せ」だといっている76歳。
そんなフィレンツェ近郊で生まれた芸術家、
ヴァンジに捧げられた世界唯一の個人美術館が、
ここクレマチスの丘にある「ヴァンジ彫刻庭園美術館」です。

僕はスタッフの縁で、この美術館に併設しているイタリア料理のお店
「マンジャ・ペッシェ」の黒羽シェフと知り合い、
彼の優しい人柄と、センスの光る料理を知り、
何度か休日の楽しみとしてクレマチスの丘に足を運び、彼の料理を食べました。

黒羽シェフはイタリア料理の新しい波を作った マルケージで修行し、
さらにはエル・ブジでも修行して、
現在はマンジャペッシェで、 日高良実シェフとともに、
新鮮でおいしい魚を使った、 シンプルでさり気なく遊び心を感じさせる
おしゃれな料理を作っておられます。

彼の優しい人柄とセンスの光る料理は出会った人たちを魅了していきます。
イタリア料理育ちの黒羽シェフとフランス料理育ちの僕とでは、
同じ食材を使っても料理の発想もアイディアも違います。
そんなことに驚いたり関心したりしながら、彼との料理の話は尽きることがありません。

見晴らしのいい小高い丘の上にある、「マンジャ・ペッシェ」のテラスで、
黒羽シェフと2人でイタリアワインを飲みながら、
僕は黒羽さんに「フランスワインも美味しいですよ。」と言ってみたり、
魚介料理はやっぱりイタリアでしょう、という黒羽シェフに、
いえいえ、フランスにも美味しい魚介料理はたくさんありますよと、反論してみたり、
こんな、話を、時間を忘れてしているとき、僕はちょっと幸せを感じたりもします。

イタリアン育ちの黒羽シェフと、フレンチ育ちの僕、
2人の育った環境は違うけれど、
尽きることない料理の話は、なぜか同じ方向を向いているような気がします。
お客様の「美味しい」の一言を聞くために...。


「マンジャ・ペッシェ」
http://www.clematis-no-oka.co.jp/012_shisetsu/013_mangia/013_top.html
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by le-tomo | 2008-02-13 05:57 | 僕らの料理セッション
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エルブランシュ(麻布十番)のオーナーシェフ


by tomohi
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