変わり続ける
確かに、変わろうとすると同時に不安や恐怖が心を襲うから、それを乗り越えるのは大変なこと。
多分、この不安や恐怖はどうなるか「分からない」ことから起こるのだろう。「分からない」ことは怖いものだ。
それでも変わり続けることが成長するということだと思う。
ある本にこう書いてあった。
変化に対して起こる不安や恐怖は、自分という存在を、時間を超えて一定に保つことで、自己崩壊しないようにする作用、すなわち「自己の維持」という本能が人間にはあると。
成長とは本能との戦いなのか?
そこで思い出したのが、「我思う、ゆえに我あり」で有名なフランスの哲学者、ルネ・デカルトの言葉。
「困難は分割せよ―de diviser chacune des difficultés―」
もし変わることで何かの困難にぶつかったら、その問題を細かく切り分けて考えれば、大抵の困難は乗り越えられる。
だから、何にもしないうちから、失敗するかもとか誰かに批判されるかもとか、あまり深く考えない方がいい。
やっぱり行き着くところは、やるべきこと、信じることを「やるしかない」のだ。
最悪のことなんてほとんど起こらないのだから。
勝又シェフからこのことを学んだ。
というより、若い頃叩き込まれた。
写真はオーミラドーの厨房に掲げてある「やるしかない」