料理人の休日

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TOKYO-FUKUI

東京の麻布十番と言う都会の真ん中でエルブランシュを立ち上げ、
東京という街の素晴らしさと恐ろしさを身に染みて体験してきた。
世界中の食材が手に入る東京、
世界中からたくさんの人が集まる東京、
そして競合店だらけの東京。

僕はそんな東京の麻布十番で一旗揚げてやろうと、
33歳の時に、ちょっと無理をしてエルブランシュをオープンさせた。
エルブランシュでは、世界でもトップレベルの極上食材を仕入れ、
僕が学んできたフランス料理の基本を最も大事にした料理と、
ソムリエである弟と共にワインを吟味しマリアージュを大切にしている。
都会の舌の肥えたお客様に満足してもらうのは並大抵のことではない。
東京でお店をやっていくというといことは戦い続けるということだと思う。
だから競争があり、切磋琢磨して素晴らしいものを創りだすエネルギーが生まれる。
反対に、一瞬でも気を抜いたものは消えていくしかない。
この戦場でオーナーシェフとしてもうすぐ10年目を迎えようとしている。


福井という地方は日本人でもなじみの少ない田舎の中の田舎だ。
日本地図を頭に浮かべても福井県がどこに位置するのかも分からない人たちが8割だろう。
ただ、最近は北陸新幹線の金沢開通で北陸という知名度が一気に上がり、
もしかして福井を知る人が2,000人くらいは増えたかもしれない。
5年後には北陸新幹線は福井まで開通する予定らしい。
日本はもうどこに行くのもそんなに遠くはなくなるのだろう。
これから田舎は、もっともっと都会のすぐそばに来るだろう。

福井に生まれて、福井で育って、フランスに行って、東京に来た。
そして、今度はまた福井に行く。
東京でレストランしながら、福井にもレストランを作ることにした。
福井に新たに会社を設立して挑む、大きな挑戦。
人がたくさんいるところにレストランを作ってもうすぐ10年。
今度は人があまりいないところにレストランを作りたくなった。

それは「デスティネーションレストラン」という発想。
わざわざ足を運ぶ価値のあるレストラン。
外国人のインバウンドにも注力するオンリーワンな出来るレストラン。
きっと誰も見たことの無いレストランが誕生するだろう。

名前は「LULL」(ラル)
福井で海の見える古民家をヒップにリノベーションして来春オープンします。


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by le-tomo | 2015-09-26 20:58 | マイナーリバーズ@FUKUI
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オーナーシェフとしてのいろいろ。


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