料理人の休日

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おひとりさまフレンチコース ~女性限定~

女性がお一人で気軽にご来店できるよう、
おひとりさま用のコースをご用意いたしました。
お手ごろなお値段でちょっとづつ食べたいというご要望にお応えして、
すべてスモールポーションにて4,800円(税込み)でのご提供です。




「おひとりさまフレンチコース」 4,800円

Amuse-bouche
はじめの一皿

Entree
丸岡町の無農薬野菜
数種類をアルガンオイルのソースで和え、久保田酒造の仕込み水のジュレをかけて

Plat principal
本日のお肉料理 

Dessert
本日のデザート



*内容は季節や仕入れ状況によって変更の場合があります。
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by le-tomo | 2007-11-23 12:20 | エル ブランシュへ、ようこそ

「大人の館」 日テレG+

日テレG+(CSテレビ)の「大人の館」という番組にエルブランシュが出ます。

従来、一人では入りにくいレストランにも、最近では女性客一人で食事する姿をよく見かけるらしいです。
そしてそんな人たちを“おひとりさま”と呼ぶらしいです。
一人で入りにくいお店ワースト5に入るフレンチレストラン。
そんな中、エルブランシュではおひとりさまフレンチを大歓迎しています。
今回の取材ではレポーターがエルブランシュ(をはじめ数件のお店)でひとりごはんを体験。
ひとりフレンチのかっこいい楽しみ方をレポート!

放送日、時間のお知らせ
24日(土)22:00~22:50 ~放送スタート
日~金 11:40~12:30 ~再放送
月・火 22:35~23:25 ~再放送

CSテレビの見れる方、是非ご覧下さい。
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by le-tomo | 2007-11-23 06:02 | エル ブランシュへ、ようこそ

~王様の鹿~ 根室産の蝦夷鹿

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寒い寒い北海道の東端、根室の海辺の一角に、
不思議と雪の積もらない場所があって。
あたりの草はひゅーひゅー吹きつける寒い寒い海風を受けています。
そのせいで草は、塩分、ミネラル分が豊富。
その塩分を含んだ草を鹿たちが食べ、鹿たちはときに海水も舐めます。


だから根室の蝦夷鹿たちは、
肉質が驚くほど柔らかく、味わい深く、
食感はねっとりとしていて、
深く鮮やかな赤色をした肉は、本当に美しく、
旨みが目に見える感じがするほど。


(従来世の中に出回っている蝦夷鹿は、産地も餌も特定できず、
年齢もそれほど若くないものも多く、捌き方も荒っぽかったりして、
蝦夷鹿の肉質はとかく不安定です)。


しかし、今回は、根室の蝦夷鹿であり、
ハンターは蝦夷鹿専門のプロで、
蝦夷 鹿をしとめるために山小屋を借りてはっているほどの情熱。
しかも、かれはしとめるのもプロなら、処理の方法も熟練。
極上の蝦夷鹿をしとめることにプライドをかけています。
今回の蝦夷鹿はまだ2歳。
部位はロース(背肉)。 なんとも柔らかくて、夢のようなおいしさです。
(フランス、ノルマンディのモンサンミッシェルで飼育されている
世界最高の仔羊、“プレ・サレ”と比べても、まったく遜色ないんです!)



日本でも鹿肉は「もみじ」と呼んで珍重してきましたが、
フランス料理もまたどくとくに鹿(chevreuil シュヴルイユ)を愛してきました、
なにしろ狩りはむかしから王侯貴族の最高の趣味ですから、
鹿には、気品ある肉のイメージがあります。
古典料理も多く残されています。



今回、エルブランシュでは、この2歳の蝦夷鹿をメインに、
Menu “Supreme” 極上食材のコース(14700円)として
フルコースで、お届けいたします。 (アラカルト8,400円)
ぼくはこの極上の鹿をローストし、そしてアルザスで覚えた
鹿のフォンにシナモンとオレンジの香りを移したソースを併せました。
王侯貴族の食べる極上の鹿を、
ぼくの料理で、どうぞ、召し上がってください。


*残りあとわずかです。ご予約はお早めに。
Tel:03-5439-4338(16時以降)
ご予約メールフォーム“クリック”


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by le-tomo | 2007-11-21 04:59 | 僕が選んだ極上食材

~第80章 僕なら出来る~  <僕の料理人の道>

「何を迷ってるんだい?東京のレストランでシェフの話だろ?
いい話じゃないか。怖がることなんかない。トモなら出来るよ。」

ギヨーシェフは僕の目をじっと見つめたまま、
一瞬たりとも目を離しませんでした。

「別に怖いわけじゃないんです。ただもう少しフランスで働きたくて。」
ギヨーシェフは僕が臆病風に吹かれていることを簡単に見抜きました。
僕は必死に否定しましたが、彼は全く僕の否定する言葉を信じる様子はありませんでした。

さらにギヨーシェフは、
「だったらもう少しフランスで働いて、それから東京のレストランのシェフになればいい。」

そんな都合のいい話はない、と思いました。
でも、ギヨーシェフはとりあえず頼んでみなさい。
だめならそのとき考えればいい、と。

ギヨーシェフの言うとおり、とりあえずもう少し待ってもらえないか、
東京のオーナーに電話で頼んでみました。
一年とは言わないがあと数ヶ月待ってもらえないかと。
電話の向こうで彼女(オーナー)は、
「分かりました。でもなるべく早く来てください。遅くても11月までには。」
なんとかお願いを聞いてくれましたが、もう7月です。
そう何ヶ月もありません。

それから彼女は僕に、
「あなたはウェディングはやったことありますか?
うちは年間100組くらいのウェディングパーティーがありますが、出来ますか?
1回に約60~80名くらいですが。」

「えっ!」
僕はそのときウェディング(披露宴)パーティーの料理など経験がありませんでした。
でも、思い切って、
「経験はありませんが、出来ます。」
と答えました。
ギヨーシェフの「トモなら出来るよ。」
という言葉が僕の背中を押してくれたのです。

“やるしかない”
“ここまできたら出来ないなんて言えない。やるしかないんだ。”

電話を切った後、不安はありませんでした。
きっぱり「出来ます」と言い切った後、なぜか不安は消えてました。

翌日、早速ギヨーシェフに報告しました。
待ってもらえたが11月には日本に帰らなければならないことを。
ギヨーシェフは、僕の顔を見上げながら、
「分かった。後は任せなさい。」

「???」
何を「任せなさい」なのだろう?
僕がやめた後のことだろうか?
多分、そうだろうな。
あまり深くは考えず、聞き流しました。


つづく



*この記事は、僕の修行時代のことを書いています。
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by le-tomo | 2007-11-20 04:10 | 僕の料理人の道 71~80章

~第79章 大きな分かれ道~  <僕の料理人の道>

電話を切った後、彼女の話を聞いて、
僕は冷静に自分の本心を探り、とるべき道を考えました。

本当は怖くて、この話を断ろうとしているのではないか...
もし、そうであれば、そんな後ろむきな考えで引き下がるのはだめだ。
前へ進まなければ...。
でも、今、日本に帰ることが本当に自分の為なのか。
もっと、フランスにいるべきでは。


どっらが正解なんてことはないと思います。
僕が、どちらかの道を選択して、
決めたならその道を信じて進むべきでしょう。

どっちが、僕が成長するための道か。
どっちが、苦難な道か。

そう考えているうちに自然と僕のとるべき道が見えてきました。
いずれ、日本に帰ることは決めていました。
期待され、帰国して、東京の大きなフレンチレストランでシェフを任され、
この大任を果たさなければならないほうが僕にとって成長の道であり、
苦難の道だと思いました。
そしてこれはチャンスだと思いました。


ただ、明日にでも帰国というわけにはいきません。
ここ、オーベルジュ・グランメゾンでも、僕は大任を任されている身ですから。
とりあえず、この話をギヨー氏に相談することにしました。

翌日の休憩時間にギヨーシェフの部屋に行き、このことを相談しました。
東京のレストランのオーナーから、シェフのオファーがあり、
断ろうと思っているのだが、オーナーの話を聞いて迷っている、
ということを。

ギヨーシェフは椅子に座ったまま、僕をじっとみつめたまま、
僕の話を聞いていました。


つづく



*この記事は、僕の修行時代のことを書いています。
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by le-tomo | 2007-11-17 13:30 | 僕の料理人の道 71~80章

~第78章 日本からの手紙~  <僕の料理人の道>

スー・シェフを任されてから数ヶ月...
みんなに助けられながらも順調に役目を果たし、
悩むことも失敗もありましたが、充実した日々を過ごしていました。

そんな時、一通の手紙が日本から届きました。
その手紙は東京の、あるフレンチレストランのオーナーだという方から。

内容は、当レストランの料理長になってもらえないか、というスカウトでした。
突然日本から、フランスにいる僕のことを知り、スカウトするなんて事はありえません。
実は数週間前に、友人に連絡をとったら、
都内のレストランでマネージャーをしてるとの事でした。
そのときに、
「もうすぐシェフがやめるんだけど、小川さぁ、帰ってきて、うちのシェフやってみない?」
と誘われたのです。

その時は、まだフランスにいるつもりだからすぐには無理だ、と答えました。
それから、しばらくして、この手紙が届いたのです。
オーナーの思いが書かれている手紙1通とレストランの資料が分厚い封筒に入っていました。
このレストランは、80席以上ある大型レストランでした。
場所は品川区。
大きな複合ビルの一角にあるフレンチレストランです。

僕がこんな大きなレストランのシェフに?
しかも、東京の。

“いやいや、僕はまだフランスに残るんだからダメだ。この話は断ろう。”
実は少しひるんだのかも知れません。
期待の大きさに。
このとき初めて、フランスで修行した者への期待が大きいことを知り、
そのプレッシャーに躊躇しました。

数日後、手紙の主であるレストランのオーナーに国際電話をしました。
僕を誘っていただいたお礼と、
今回の話は申し訳ないがお断りする旨を伝えるために。
電話の向こうで受付からオーナーに受話器が渡されました。
このレストランのオーナーは女性でした。

簡単な挨拶を交わした後、彼女は自分の思いと僕への期待を話し始めました。
10分ほど話したでしょうか。
僕はただ話を聞くだけで電話を切りました。

伝えるはずのことを何一つ伝えられずに...。



つづく



*この記事は、僕の修行時代のことを書いています。
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by le-tomo | 2007-11-12 02:47 | 僕の料理人の道 71~80章

<お知らせ> バータイム、サービス料無料月間

エルブランシュでは、レストラン以外にもワインバーとしてもご利用いただけるよう、
グラスワイン1杯から、軽いおつまみのご用意もしています。

お仕事帰りの気分転換に、軽く一杯、
夜遅くの一人フレンチ、
お友達とお食事後に、デザートとコーヒーをエルブランシュで、
などなど...
気軽にご利用いただけるよう、今月一杯(11月30日)まで、
夜10時以降ご来店のお客様はサービス料(1,000円)をサービスいたします。


麻布十番にあるビルの5階、
レストラン&ワインバー、エルブランシュは、
きらきら光るワインがグラスに注がれ、
美味しい料理の香りが漂う、
そんなパリ16区にある静かな場所をイメージしました。

お越しになる前に(直前でも構いません)お電話を一本くださいませ。
みなさまのご来店、心よりお待ち申し上げます。

TEL.03-5439-4338
www.aileblanche.jp
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by le-tomo | 2007-11-06 13:10 | エル ブランシュへ、ようこそ
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オーナーシェフとしてのいろいろ。


by le-tomo
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