料理人の休日

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~第13章 川上のぶ先生~  <僕の料理人の道>

フランスへ行きたい…. 
     
でも、どうやって?

何とかなるさ。

両親にこのことを話したところ親戚のおじさんからこんな話をもらいました。
「川上のぶ先生という方が福井出身で今は東京にいらっしゃる。川上のぶ先生はあの村上信夫料理長(帝国ホテル総料理長)をフランスに行かせ育てた人だ。彼女の元ご実家の近所に住んでいて彼女のことを知っているという人が提携先の社長をしているので彼に話をしてもらえばきっとフランスのレストランを紹介してくれるだろう。」

そんな凄い人が僕と同郷だったなんて。ラッキーだ。これでフランスへ行ける。

数週間後、川上のぶ先生を紹介してくれるという社長さんの所に挨拶に行きました。そして、「話はしてあるから、川上先生に連絡してみなさい。」と連絡先を渡されました。

緊張はしながらも川上先生に電話をし、フランスへ行きたいと思っていることを伝えました。

川上先生のお言葉は厳しいものでした。
「あなたはフランスへ行って修行する事がどんなに厳しいものか分かってるのですか?そんなあまいものじゃありませんよ。それでも行きたいとおっしゃるのなら都内の○○○シェフのレストランで3年修行なさい。そしたら考えてもいいですよ。」

僕は唖然としてしまいました。あまかったのです。そんな簡単に、「はいそうですか、わかりました。それじゃフランスの3星レストランの○○に話をしておきますから行ってらっしゃい」なんていくわけがなかったのだ。

でも、まだチャンスはある。都内の某シェフの下で3年修行すればフランスへ行けるかも知れない。当時僕は23歳。3年後でも26歳。まだ若い。それに某シェフも有名な方だ。勉強にもなるだろう。

でも、今すぐ行きたい…。 3年も待てない…。

でも、どうやって...。


つづく


*この記事は、僕が修行していた時代のことを書いています。
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by le-tomo | 2005-09-09 01:02 | 僕の料理人の道 11~20章
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エルブランシュ(麻布十番)のオーナーシェフ


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